『 家族 』  
 

ヒロシマ小さな祈りの影絵展2009「家族」

家族」というテーマはとても難しいものでした。戦時中から、家族が離ればなれ、もしくは母や兄姉が働きに出ていて一人ぼっちだった、など、一家団欒ではなく、寂しい思い出が真っ先に浮かんでくる被爆者の方々も多くいらっしゃいました。原爆が理由で、親子の間に目に見えない壁ができてしまった、という方も少なくはないようです。一方、絶望の中、家族への強い思いから、生きようと決意した被爆者もいらっしゃいます。家族とはなにか。この夏の影絵が、家族についてあらためて考えるきっかけになればと思います。 2009年8月


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