ヒロシマ 〜小さな祈りの影絵展〜 |
2005年8月5・6日、広島にて影絵の野外展示を行いました。 |
私が広島に行く数日前、パネルの色塗りが行われていまいした。写真に写っているのは地元のKM(蔭のマネージャーの略)かっぺ様と工作舎横山さん、撮影者はKM(蔭のプロデューサーの略)へやさんです。 |
そして5日当日、飛行機で広島入りした私は新幹線でやって来た西川さんとそのまま工作舎へ。そこで地元の高校生たちと先生に手伝ってもらい作業の続きを行いました。 13時過ぎ、RCCラジオからKPへやさんの声が。なんと20分間も今回の影絵展について話してくれたのでした。お蔭でラジオを聞いたという人もずいぶん会場に来てくれました。 |
日中はとても暑く、みんなで食べるアイスがとてもおいしかったです。この作業は5日、6日の2日間続きました。空鞘橋で展示した絵の中の花火、波、屋形船、2会場に展示した鶴などは高校生たちの力作です。みんな真剣に作業してくれました。 |
元安橋たもとは、繁華街から平和公園に抜ける人通りの多いところ。夕方、工作舎さん作業場にての制作を切り上げて現場に向かうと、大勢の人たちがすでに準備を始めてくれていました。 |
遠くから見るとこんな感じです。日が沈むまで絵はきれいに見えません。日中は暑く、蝉の声がうるさいくらいでした。 |
夜になるとこんな感じに。 下段鶴は、昼間みんなが和紙を使って折ってくれました。 |
側面にも1作。多くの人が足をとめてくれました。 |
夜通しの展示。 6日の明け方は静かでおごそかな雰囲気でした。 |
雨がぱらっと降った時は、すかさずみんながブルーシートをはってくれました。 完全にやむまでこんな感じで展示を続けました。 |
2日間人がとぎれることはありませんでした。 特に6日夕方からはすごい人でした。 |
同じく6日の夕暮れ時、少し離れた空鞘橋の土手沿いには、みんなで作った「大作」を展示。絵の手前には戦争で亡くなった人たちの写真が飾られました。 準備中雨が降り出し、みんなでシートをかぶせました。 |
開演直前、雨風がぴたっとやみました。 川にはゆっくりと灯篭が流れています。その灯篭の明かりを眺めながら歩いて元安橋に戻りました。元安橋は相変わらずすごい人の数でした。 |
戦前の広島を知っている人たちに、今回制作した絵が受け入れてもらえるかどうかまったく自信がありませんでした。こんな風ではないと言われるかもしれないし、こんなことをやってくれるな、と怒る人だって出てくるかもしれない、と・・・。でも実際、多くの人たちが「懐かしい」と言ってくださり、中には何度も足を運ばれる方、ご自身の被爆体験を語り始める方もいらっしゃいました。 |
最後に・・・・。 |
この2日間制作から展示まで一緒にやってくださった広島工業大学付属広島高校のみなさん、野中先生親子、かっぺ様一家、工作舎横山さん、鎌倉在住の山内さん親子、会場に冷たいものを用意してくださった逸子さん、長い時間会場にいてくださったへやさんのご学友のみなさん、この日のために容量まで増やし電源を提供くださった遊覧船乗り場の岡野さん、寝ずの番をしてくださった哲治さん、方々からかけつけてくれた部谷ファミリーのみなさん、島根から照明を見にきてくれたあっちゃん一家、旅行を兼ねて会場を手伝ってくれた葉子さんと松井よしこ、コンサート主催者の西先生、そしてへやKP&西川さんに心から感謝いたします。また、わざわざ足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。こちらがお礼を言うべき皆さんから逆に「ありがとう」をいっぱい言われてしまい、返す言葉が見つかりませんでした・・・。 8月6日の広島に行けて本当によかったです。 |
〜 展示スケジュール(2005年制作「懐かしい広島の風景」) 〜 |