2008年8月 |
*提出順 |
■「08影絵展に取り組んで」(その4)古賀 空 |
■「08影絵展に取り組んで」(その3)平松雅司 | ■「08影絵展に取り組んで」(その2)杉 亮介 |
■「青空@ヒロシマ」 松井佳子 |
■「『生きる』力」 高林真澄 | ■「ドバーッと生きる」 山内隆治 |
■「8月6日」 林 華江 | ■「『影絵展』の新目標と夢 」 佐々木典明 |
■「ヒバクシャからの手紙 」 杉浦圭子 | ■「生きる」 浜崎ゆう子 |
「生きる」 |
■KS(影絵の制作の略)・浜崎ゆう子 |
今年私は40歳になりました。20代30代の頃とあまり代わり映えのしない生活を送っていますが、ここ数年違ってきたと感じることがひとつあります。それは周囲に心の病を抱える人が増えたことです。時代のせいなのか年齢のせいなのかよくわかりません。でも私を含めた現代人の多くが、生きる目印となるようなものを見失いがちになっている気がします。生きるために食べる、食べるために働く。そんな当たり前のことをあえて考えなくても、今の私たちは生きていけます。そしてもっと別なことに大きな不安を抱き押しつぶされそうになっているのです。そんな私たちがもし急に、家や物、大切な人を一気に失ったら、それでも生きようと思えるでしょうか。雑草をちぎってでも食べようと思うことができるでしょうか。今回、被爆者の方々にお話を伺い、人間には強い生命力が備わっていることを知りました。どんなに悲惨な状況でも、生きなくてはという本能が働くのだということを。でも豊かになり過ぎると、その大事な本能も弱まってしまうのかもしれません。戦災で苦しみながらも立ち上がった人々から学ぶことはきっと多いはずです。今回「生きる」というテーマで作った影絵が、見てくださった人たちに元気を与えられることを祈ります。そして今の私たちが強く生きていくことこそ、8月6日にここ広島へ帰ってくる魂への追悼になるものと、私は信じます。 |
「ヒバクシャからの手紙 」 |
■NA(NHKアナウンサーの略)・杉浦圭子 |
NHK広島放送局の原爆の日特集、「ヒバクシャからの手紙」【8月6日(水)午前0時〜2時】の生放送の中で、浜崎ゆう子さんや広島市民の皆様の影絵作品をご紹介させていただき、ありがとうございました。 |
「『影絵展』の新目標と夢 」 |
■HO(広島のお父さんの略)・佐々木典明 |
“生きる“をテーマにした今年の『小さな祈りの影絵展』は多くの市民を引き付け、好評の内に終わって、すでに巡回展が始まった。 |
「8月6日」 |
■NH(日映のハナの略)・林 華江 |
一昨年ぶり、8/6の広島を経験しました。私の中で広島といえば、セミの鳴き声。東京では、鳴き声を聞けるところは本当に減ってしまったので、あの鳴き声を聞くと、「あぁ広島だ。」と思います。私の中で、被爆後の広島は音もなく色もないモノクロの世界です。その世界に色を与えてくれる浜崎さんの影絵。やさしい色と、やさしい線が「生きる」って前を向くってことだよって語りかけてきているように思いました。松井佳子さんのライブでは、一曲一曲がとっても大事に演奏されていました。ライブの後、松井さんが「8/6はいろいろなことをゆっくり考える日だと思う。」とおっしゃってました。確かに私ができることは考えることかもしれない。普段の生活では、自然と考えることをやめている気がする。一年に一回。東京にいてもこの日はゆっくり考える日にしようと思います。そして、自分にできることを何か一つでも実行できたら・・・。 |
「ドバーッと生きる」 |
■AP(あっ君のパパ)・山内隆治 |
僕の大好きなアメリカの「シンプソンズ」ってアニメにこんな話があるんです。寿司バーでフグにあたってしまったお父さん(ホーマー)は、24時間後の死を宣告され、残された時間を有効に使うべく、親孝行してみたり、いろんなことを盛りだくさんにこなすんだけど、結局フグの診察は誤診だと判明。生命の有難味を身をもって知ったホーマーは誓いを立てます。「よーし、明日からオレは1分1秒たりとも無駄にせず、生をまっとうするぞ!」そして、1週間後。ポテトチップスを食べながら、延々、ほんとうに延々とテレビのボーリング中継をソファに寝そべって見ているホーマーの姿が・・・。ってオチ。 |
「『生きる』力」 |
■KM(影のマネージャー)・高林真澄 |
8月6日が近づいたある日、母からのFAXを受け取った。原爆投下の翌朝、目印となる建物のない焼け野原を、横川から電車通り伝いに爆心地の相生橋を渡り、蟹屋町を抜け向洋の自宅まで帰った様子が、A4の用紙にびっしりと書き込まれていた。当時、母は19歳。飲み水も食べるものもなく、真夏の「地獄絵巻のような」市内を通り抜け、ようやく自宅に帰った途端に、気を失ったと言う。 創作に協力してくださった広島女学院ゲーンス幼稚園の園児のみなさんや広島城北中学・高等学校の生徒のみなさん、そして、先生方。本当にありがとう。たくさんの人々にご覧いただきましたよ。 |
「青空@ヒロシマ」 |
■JS(ジャズシンガーの略)・松井佳子 |
4回目の影絵展には、広島でライブを開催してチャージの一部を影絵展の資金とする、という形で参加をしました。途中スタミナ切れな部分もありましたが、なんとか2ステージ15曲を無事に演奏することができました。様々な改善が必要であるとは思いますが、できればこれからも続けていきたいなと考えています。 『青空』という曲は、私のオリジナルソングです。特に広島で歌うことを意図したわけではないのですが、日本語の歌詞をつけた時になんとなく平和について自分なりの考えを盛り込んだメッセージソングとなっていまし 戦争を知らない私たちの世代ができることは、悲惨な事実を把握した上で次に目指すべきものに向かって自らが何らかの行動を起こすことではないか、と思います。相変わらず、そんなことを考えながら、今年も8月6日を広島で過ごしました。 『青空―The Heavens』曲詩 松井佳子 青い空の向こうで あなたの声 聞こえる Look at and there's the sky, is I wanna sing a little song for you I wanna sing a little song for you Live together... ――訳―― ささやかな歌を歌います ささやかな歌を歌います あなたの笑い声を聞いて 一緒に 生きていきたい
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「08影絵展に取り組んで」(その1) |
■城北中学校3A組 岡田慎太郎 |
6月21日、初めて浜崎さんの作られた影絵の作品を見て、僕は驚きました。 |
「08影絵展に取り組んで」(その2) |
■城北中学校3A組 杉 亮介 |
僕は今回の影絵展に学校の社会問題研究部の一員として参加しました。 |
「08影絵展に取り組んで」(その3) |
■城北中学校3B組 平松雅司 |
6月21日、初めて作る影絵だったのでどうなるのかと思っていたのですが、楽しく取り組めたし、いい作品ができたので良かったです。 |
「08影絵展に取り組んで」(その4) |
■城北中学校3C組 古賀 空 |
平和についての絵を考えて作ること。小学校の頃、私はそういうことに対して非協力的でした。 |
「08影絵展に取り組んで」(その5) |
■城北中学校2C組 新谷 望 |
僕が初めて影絵というものに出会ったのは、影絵を作成することになった広島市女性教育センターでした。展示されていた影絵を見て、すごく細かくてカラフルだなぁと思うと同時に、僕にこんな影絵が作れるかなぁと不安にもなりました。 |
「影絵展の感想」 |
■広島女学院中学校2年 清水奏子 |
今回、影絵展のお手伝いをさせていただいて、私はちょっぴり背伸びをした気分になりました。 |
「08影絵展に取り組んで」(その6) |
■城北中学校3D組・社会問題研究部部長 正化貴大 |
僕たち社会問題研究部は、8月5・6日元安橋東詰めで行われる「被爆後の広島で生きること」というテーマの影絵展に参加するとともに、9月27・28日の学園文化祭でも展示することになりました。そのために僕たちも影絵作りに挑戦することとなりました。僕自身影絵を作ることは初めてのことで、「きちんと作って展示できるか」正直不安でした。 |