『 生きる 』  
 

小さな祈りの影絵展2008 テーマ『生きる』

家族を失い、家を失い、自分自身もケガを負い、それでも焼け野原から立ち上がり、生きてきた人々がいます。今の私たちに、同じことができるでしょうか。いったい何に希望を感じ生き抜くことができたのでしょうか。その“光”となった部分を少しでも影絵にできればと取材を始めました。しかし被爆者の方々のお話を聞けば聞くほど、そんな生やさしいものではないことを痛感させられるようになります。希望を感じる余裕もなかった、今でも生きているのが苦しい・・・。その思いは様々です。ただ、たとえそんな辛い思いを抱えた人の中にも、生きる力となった何かがあったことは確かです。今回のテーマを通して、人間の持つ生命力の強さをあらためて実感しました。


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