ヒロシマ 小さな祈りの影絵展 2021 「わたしのへいわ」

「祈り」命溢れる庭 (女学院同窓会)

あの日、野村さんは多くの大切な友達を失いました。いつも通りの朝。いつも通りの電車に乗り、土橋の電停にさしかかった時、街の景色は一瞬にして変わってしまったのです。あれから76年。野村さんの自宅の庭には太陽の光を浴びてヒマワリが咲き誇り、水場にはさまざまな鳥が顔をみせてくれます。楽しそうに水浴びをしたり、サラダ菜の若芽を全部食べてしまったり。「残念!残念!」と言いながら、どこか野村さんは楽しそう。私たちは祈ります。「どうか、このささやかな幸せが続きますように。」「今後二度と戦争で大切な人を失うことがありませんように。」

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