記録映画保存センターについて

About Documentary Film Preservation Center

  1. ホーム
  2. 記録映画保存センターについて

ご挨拶

 記録映画保存センターは、日本の記録映画フィルムの保存と活用を目的として、2009年に設立されたとても小さな非営利団体です。

 かつて日本では、企業のPR映画、教育映画、学校教材映画など、多くの記録映画が製作されてきました。しかし、時代の変化とともに製作会社の多くが姿を消し、映画の原版となるネガフィルムが、現像所に保管されたまま行き場を失うケースが増えていきました。所有権の問題から、移管や活用も困難な状態に置かれたこれらのフィルムは、「オーファンフィルム」と呼ばれています。

 こうした状況を受け、長年にわたりフィルムを無償保管してきた現像所、東京大学大学院情報学環を中心とする研究者、国立映画アーカイブ(当時の東京国立近代美術館フィルムセンター)、国立国会図書館、弁護士、製作会社関係者らが集まり、オーファンフィルム問題に取り組む研究会が発足しました。文化庁との協議を重ねながら議論を続け、その活動から派生して2009年に誕生したのが、記録映画保存センターです。

 現在、オーファンフィルムをめぐる状況は徐々に改善しつつありますが、依然として保存や継承の課題は残されています。一方で、フィルムの寄贈や保管に関する相談は年々増加しており、私たちは岩波映画製作所作品をはじめ、20社に及ぶ製作会社、企業、個人の所有する記録映画を受け入れ、映画アーカイブへの寄贈の橋渡しを行ってきました。これまで取り扱ってきたフィルムは、1万本を超えています。

 私たちは、これらの貴重なフィルムが未来へ受け継がれ、広く活用されることを願い、さまざまな取り組みを続けています。この活動は、多くの皆様のご支援とご協力によって支えられています。深く感謝申し上げるとともに、今後も記録映画が後世に生かされていくよう、努めてまいります。

記録映画保存センター

2009年7月 市ヶ谷の事務所開設

2009年7月 市ヶ谷の事務所開設時

活動内容

1.フィルムの保存・調査・検索データベースの公開

 消滅した製作会社のフィルム原版をはじめ、保存が困難になったフィルムの受け入れや、国立映画アーカイブへの再寄贈などを行っています。また、これまでに実施した全国のフィルム所蔵調査の成果を元に、フィルムの保存・保管に関する相談にも応じています。収集した作品や関連資料はデータベース化して公開し、活用の促進に努めています。

2. デジタル化・映像提供

 保存してきたフィルムが広く活用されるよう、大学や企業、テレビ局などのご支援を得ながら、フィルムのデジタル化を進めています。デジタル化された作品は、テレビ番組での部分使用をはじめ、上映会や調査研究等に提供しています。そこで得た収益は、フィルム保存活動を支える主な財源となっています。

3. 研究上映会

 東京大学大学院情報学環と共同で進めている記録映画アーカイブプロジェクトでのワークショップや、映画関係者を招いての研究上映会など、これまで様々なテーマを設け研究上映会を開催してきました。毎回多くの方々にご参加いただき盛況を博しているこれらのイベントは、記録映画の魅力や価値を再発見する貴重な場となっています。

4. 過去の記録映画をベースとした映画製作

 私たちは、これまで保存してきた映画フィルムを活用した自主映画の製作にも取り組んできました。残されたフィルムをどのように活かし、次の世代へ伝えていくかは、保存そのものと同じくらい重要な課題です。映画作品として楽しんでいただともに、アーカイブ映像の新たな利活用のあり方を示す一例となることを願っています。

管理作品

 私たちが寄贈を受けたフィルムのうち、提供可能な作品については、テレビ局や制作会社、各種イベント、上映会などへ有料で提供しています。
 これらの収益はすべて、フィルムの保存・活用活動および団体の運営に充てられています。活動を継続していくため、皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

主な管理作品(製作会社別)

以下の製作会社やプロダクションの作品を中心に管理しています。

岩波映画製作所
英映画社
記録映画社
東京文映
桜映画社
ファースト教育映画社
日本映画新社
羽仁プロダクション
岩波映像
ほか
  • ※著作権が当センターに移転していない作品も含まれます。
  • ※各製作会社の全作品ではなく、一部作品のみを管理している場合があります。
  • ※フィルムのみが残されており、未デジタル化の作品も多数含まれます。
  • ※「ほか」の中には、企業や団体、個人の方から寄贈を受けたフィルム等が含まれます。
  • ※2023年解散した岩波映像株式会社の管理作品の一部も、当方へ移管されております。
映像をお探しの方は「記録映像.JP」へ(外部サイト)
ホーム保存センターについて > #研究上映会

研究上映会

別ページでは、これまでに開催した研究上映会の一覧および配布資料をご覧いただけます。

東京大学 福武ホールでの研究上映会

アーカイブプロジェクト・ワークショップ
東京大学 福武ホール

東京大学 工学部2号館教室での研究上映会

アーカイブプロジェクト・ミニワークショップ
東京大学 工学部2号館教室

記録映画保存センターでの研究上映会

研究上映会
記録映画保存センター

東京大学 ユビキタスホールでの研究上映会

アーカイブプロジェクト・ミニワークショップ
東京大学 ユビキタスホール

記録映画保存センター 羽仁塾

羽仁塾
記録映画保存センター

銀座・21コーポレーションでの研究上映会

研究上映会
銀座・21コーポレーション

組織概要

団体名 一般社団法人 記録映画保存センター
設立 2009年1月 (活動開始:2008年7月)
代表理事 羽仁 進 (映画監督)
所在地 〒102-0074 東京都千代田区九段南4丁目6-13-702
主な事業 1. 記録・文化・ドキュメンタリー映画フィルムの収集・整理・保存
2. 記録映画のデーターベース作成及び運営
3. フィルム保存・デジタル複製に関する調査・相談業務
4. 研究上映会の開催、国内外への映像提供、映像製作等